明日葉保育園、新名称「PAKUTTO」の食育プログラムをスタート
ソシオークグループは、学校・保育園・病院・施設等での給食提供を基幹事業として58年の実績を持ち、早くから食育の重要性に着目し、学校・こども園・保育園・学童事業所において、様々な食育プログラムを開発し豊富な実績を重ねてまいりました。
明日葉保育園においても、管理栄養士等の食育のプロの全面協力により、さまざまな食育プログラムを実施してまいりました。
今回、明日葉保育園では、子ども達が自ら進んで食に興味を持ち「パクっと」自ら食すことへとつながるよう願いを込めて、食育プログラムに「PAKUTTO」と命名することにしました。
また、「PAKUTTO」を目的とした3つの軸として「つ・か・み」を実施していきます。
- 「つ・か・み」とは :つたえる食育、かんじる食育、みにつける食育
【つ:つたえる食育】食材の特徴や栄養、日本の大切な食文化などを伝え、食の大切さを学びます。
【か:かんじる食育】調理や栽培を通して、五感(見る・聞く・嗅ぐ・触る・食べる)を使って食を体験します。
【み:みにつける食育】就学に向けて食具の使い方や食事マナーを身につけます。
具体的に、取り組み内容の一例をご紹介いたします。
- つたえる食育:遊びながら楽しく伝える
子ども達に楽しく野菜の特徴を伝えるため、遊びながら覚えることができる「やさいかるた」を栄養士が手作りで作成しました。子ども達は「やさいかるた」を使用し、野菜について遊びながら学んでいきます。
- かんじる食育:自分で育てることで食への親しみを抱く
子ども達自身で小さな種から野菜を栽培し、太陽の光、水、肥料によって野菜がぐんぐん育つことを体験します。自分で野菜を育てることで、食べ物への愛着を持ち、自然の恵みや生産者への感謝の気持ちを育むことができます。
また、同じソシオークグループの一員で、障がい者の就労継続⽀援A型事業所 桑名⽊曽岬農場を運営する株式会社てしお夢ふぁーむと共同で、オンライン食育プログラムを実施します。子ども達は、農場から送られた水耕栽培キットを使用して野菜を栽培し、収穫時には、農場で働く障がい者の方とオンラインでつなぎ交流を図ります。
- みにつける食育:手作りのキットで食事の作法を身につける
保育士がペットボトルのフタやフェルトで作った愛情たっぷりのお箸キットで、楽しくお箸の使い方を練習します。
また、手作りのパペットを用いて、子ども達によく噛んで食べることの大切さを伝えます。保育士がパペットを動かして噛む時の舌や頬の動きを説明しながら、噛まずに食べた場合とよく噛んで食べた場合の違いや、しっかり噛んで食べるメリットを伝えます。
以上、3つの軸をもとにしたプログラムを通して、子ども達は食べることの大切さを学び、食材への理解を深めます。そして、子ども達が自ら食べるチャレンジをした時に感じる達成感や満足感が、食への興味・関心を育むと考えます。
最後に、食育プログラム「PAKUTTO」をサポートする自社オリジナルキャラクター「みらいエナジー」を紹介します。
- 自社オリジナルキャラクター「みらいエナジー」
今の食事が、健やかに成長する子ども達の身体をつくる「みらいのエナジー(エネルギー)」になるというメッセージのもと、栄養士が野菜に愛着の持てるキャラクターを考案しました。キャラクターそれぞれには、名前とパワー(栄養)が備わっています。
子ども達に親しみやすく、かつ、わかりやすく、食材の特徴や栄養を伝えていくことを目的に、保育園各園では「みらいエナジー」を用いたぬりえやペープサート劇、おはし練習キッドの作成など、幅広い企画を展開しています。
あしたばマインドは、これからも食育活動により、子ども達の「生きる力の育み」をサポートしてまいります。
- 2018年