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【グローバルオンライン保育】明日葉保育園がニュージーランドの保育園とオンラインでつないで国際交流

~海のゴミ問題について考えるSDGsにかかわるプログラムも実施~

明日葉保育園 鷺沼園では5月21日、ニュージーランドの保育園Bella MontessoriとZoomでつなぎグローバルオンライン保育の一環で、異文化体験プログラム「あしたばドア」を実施しました。日本からは13人、ニュージーランドからは10人の子どもたちが参加。事前に練習したお互いの国の言葉であいさつをしたり、ラグビー・相撲を身体表現で伝えたり、お互いの国・文化の理解を深めました。SDGsのゴール14「海の豊かさを守ろう」に関連する内容もあり、「海がゴミで汚れていたらどう思う?」という問いに対して、子どもたちが自分たちで考え、楽しみながら学びました。

今後も明日葉保育園各園では、世界各国とつないだ国際交流や国際理解、SDGsを知る機会としてグローバルオンライン保育の「あしたばドア」を毎月実施していきます。

■グローバルオンライン保育・異文化体験プログラム「あしたばドア」当日の様子

明日葉保育園 鷺沼園の子どもたちは、当日のプログラムを迎える前に地図上でニュージーランドの位置やスポーツ、食などを学びました。プログラムが始まり、スクリーン越しにニュージーランドの子どもたちが出てくると最初は緊張しながらも、プログラムが進むにつれて交流を楽しみました。

まずはお互いの国の言葉で「Hello everyone!」「こんにちは!」とあいさつをしました。
ジェスチャーゲームではお互いの国の代表的なスポーツを紹介し、ニュージーランドの子どもたちはラグビーを紹介、民族舞踏の「ハカ」を踊ってくれました。日本の子どもたちは四股を踏むジェスチャーで相撲の紹介を行いました。

SDGsを知るプログラムでは、子どもたちに海にゴミが捨てられて汚れているイラストを見てもらいました。「魚たちのおうちの海がゴミで汚れているよ。みんなのおうちがこんなに汚れていたらどう思う?」と子どもたちに投げかけ考えてもらいました。ニュージーランドと日本の子どもたちも「かなしい!」「きれいにしたほうがいい!」と素直な感想があがり、きれいな海を守ることが世界共通の目標であることを体感しました。プログラム内では、子どもたちが身体を動かして風を起こすと海のゴミが消えていくという仕組みになっており、子どもたちは一生懸命身体を動かしました。

最後に今日のプログラムの感想を聞くと子どもたちからは「ニュージーランドのみんなに会えたことが一番楽しかった」と声があがり、新型コロナウィルスの影響で海外へ行くことは難しくても、オンラインを使用して国際交流をする意義を感じることができました。

■グローバルオンライン保育・異文化体験プログラム「あしたばドア」概要

あしたばドアは、Zoomを活用したライブ交流(年4回)と動画中心の参加型プログラム(年5回)を組み合わせたプログラムであり、1年を通じて実施します。

[あしたばドア2021年度スケジュール]

4月:フィリピン、5月:ブラジル、6月:タイ、7月:中国、9月:ケニア、10月:アメリカ、11月:セルビア、12月:ニュージーランド、1-3月:検討中

■グローバルオンライン保育・異文化体験プログラム「あしたばドア」の特徴

  1. 体験を通じた異文化理解、子どもたちの世界観を拡大
    「あしたばドア」という名前は、保育園の子どもたちに保育園にいながらも、自分たちで世界を冒険してほしい、という想いで考案しました。
    一般的な受動型のプログラムと異なり、園児たちは自発的に世界をめぐり、様々な文化・人と触れ合います。この自発的な交流体験を通じて、子どもたちは自らの世界観を大きく広げていきます。
  2. 幼児期にSDGsの本質を理解
    本プログラムでは、ストーリーの中でSDGsにつながる課題(海や陸の豊かさについて等)にも自然と触れていきます。感性豊かな幼児期に、世界の人々と同じ課題を感じ、協力し解決するというプロセスを体験することで、子どもたちはこれからの時代に不可欠なSDGsの本質を自然と理解し始めます。
  3. とにかく楽しく、子どもも先生もサスティナブルに
    このプログラム自体がサスティナブルな活動になるように、子どもたちが心から楽しめることはもちろん、一方で、先生の負担が最小限にするような工夫もしています。
    子どもたちは、夢のあるストーリーに没入し、踊ったり、ジャンプしたり、ボールを投げたり、遊びながら交流を続けます。先生たちも子どもたちと一緒に楽しむことだけに専念できるよう、園として設備・環境を整えました。