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明日葉保育園、子どもたちに向けてジェンダー平等を実現するための取り組みを実施【SDGs】

~「僕もピンクの服着ることある!」幼児期から学ぶジェンダー教育~

 

明日葉保育園では、子どもたちがSDGsの目標を考え、自ら楽しく体験できるさまざまな取り組みを実施しています。

明日葉保育園大倉山園では、子どもたち自らがジェンダーについて考える時間を設け、子どもたちに向けてLGBTQを含む性の多様性について話すという試みを始めました。

 

 

 

ジェンダーについて考える取り組み

まず、子どもたちには「おとこのひと」「おんなのひと」と聞いて何をイメージするか、紙の左側に男の人、右側に女の人のイメージを書いてもらいました。子どもたちからは「男の人は、ムキムキ・かっこいい・仮面ライダー」「女の人は、かわいい・ピンク・プリキュア」などの性別に対する固定的なイメージが出てきました。

しかし、保育士の先生から「ボディビルダーとして体を鍛えている女性」や、「メイクをしている男性」の写真を見せると、「女の人だけどかっこいい!パパより強そう!」「男の人だけどかわいい!」などの声が子どもたちからあがりました。

そして先生から、LGBTQを含む性の多様性について、自身の体験も交えながら話をすると、「僕もピンクの服着ることある!」「私も仮面ライダー見ているよ」などの声が子どもたちからあがり、性別関係なく自分の好きなものを話して盛り上がる姿が見られました。

 

ジェンダー教育に対する保育士の想い

今回のジェンダー教育の取り組みは、大倉山園の原田先生のアイディアから始まりました。海外へ一人旅に行くことが趣味の原田先生は、自身が海外のさまざまな国で多様性を感じた経験や、カナダへワーキングホリデーに行った際に、同性婚をしたカップルと友人になった経験から、ジェンダーの教育に興味を持ち、未来を担う子どもたちにも伝えたいと感じたそうです。

保育園でジェンダーの教育をする意義について原田先生は、「頭の柔らかいうちにジェンダーについて学ぶことで、男女に対する固定概念をなくし、多様な価値観を受け入れることが当たり前になってくれるのではないかと思います。子どもたちそれぞれにとっても、ジェンダーや多様性について考えることが、今後の人生でさまざまな人と触れ合い経験をする時の助けになると考えています」と話しました。

 

大倉山園の原田先生