【SDGs×保育園】明日葉保育園、世界のことを知りSDGsを身近に感じるために「ケニア」とオンラインで国際交流
~ケニア人と子どもが1対1でコミュニケーションする様子を保護者様にもご覧いただきました~
明日葉保育園では10月、グローバルオンライン保育として実施する異文化体験プログラム「あしたばドア」の「ケニア編」を実施しました。保育園の子どもたちは動画でケニアの食や文化、スワヒリ語のあいさつ等を学んだ後、現地にいるケニア人のニッキーとオンラインでつなぎ国際交流しました。また当日は保護者様のオンライン参観も実施し、子どもたちが交流する様子をリアルタイムでご覧いただきました。
明日葉保育園では、保育園に通う年齢から子どもたちにSDGsを体験してもらうプログラムを取り入れています。あしたばドアを通じて世界のことを知り、現地の人と国際交流することで、SDGsを身近に感じてもらうことを目的としています。
■SDGsの貢献につながる、異文化体験プログラム「あしたばドア」とは
異文化体験プログラム「あしたばドア」は、SDGsを体験できる参加型の動画プログラムとZoomを活用したライブでの国際交流を組み合わせた新しいプログラムです。
子どもたちは保育園にいながら世界各国の多様な文化に触れ、世界中の人たちと交流することができます。また、動画プログラムの中で世界のSDGsにつながる課題(海や陸の豊かさについて等)に触れることによって、世界のできごとを自分のこととして考えるきっかけを作り、SDGsへの理解を深めます。
■10月のあしたばドアは「ケニア編」
明日葉保育園の子どもたちは、4月からフィリピン・ブラジル・タイ・中国の4ヵ国とオンラインでつなぎ、現地の方と国際交流したり、各国のSDGsにつながる課題について解決するプロセスを体験したりしてきました。
■体を動かしながらケニアの食や文化を体験
明日葉保育園長津田園では、10月14日、ケニア編のプログラム当日を迎えました。前半の動画プログラムでは、ケニアの食や文化を体験します。まずは、ケニアの公用語・スワヒリ語を使った挨拶「ジャンボ(こんにちは)」や「アサンテ(ありがとう)」を学びました。
そしてケニアを探検しながら、代表的な料理「ウガリ」(トウモロコシの粉を練って固めた料理)を作るシミュレーションや、ケニアの先住民族・マサイと一緒にジャンプして友だちになるという体験をしました。
また、自然豊かなケニアに生息するフラミンゴやキリン、ゾウなどたくさんの動物と触れ合ったり、案内人のガンガと一緒に井戸から水を運ぶ体験をしたりして、ケニア独自の景色や文化を体験しました。
■ケニア人のニッキーと1対1でライブ交流
プログラムの後半では、ケニア人のニッキーとオンラインでつないでライブ交流しました。子どもたちはプログラムで学んだスワヒリ語で「ジャンボ!」と元気に挨拶。その後、ニッキーからケニアの民謡「ジャンボ・ブワナ」を教えてもらい、一緒に踊りました。
体があたたまった子どもたちに向けて「ニッキーに質問がある人!」と投げかけると、子どもたちは元気に挙手。一人ずつスクリーンの前に立って、ニッキーとお話しました。まずは子どもから英語で「Nice to meet you. I’m○○.」と自己紹介。ニッキーに名前を呼んであいさつを返してもらった子どもたちは嬉しそうに「好きな動物はなんですか?」「好きな色はなんですか?私の好きな色はpurpleだよ!」などと質問して交流しました。
最後に子どもたちから、日本語でのあいさつの仕方や、日本の忍者についてジェスチャーで体を使いながらニッキーに伝えました。
当日オンラインで参加された保護者様からは、「これまで子どもがあしたばドアの話を楽しそうにするのを聞いていましたが、実際に見学することでこんな貴重な体験をしているんだということが分かりました」「世界は広くて、色んな人がいるという事をこういう機会で知ることができてとても良いと思っています。これからもどんどん体験していってほしいです」などの感想をいただきました。
■グローバルオンライン保育・異文化体験プログラム「あしたばドア」について
あしたばドアは、Zoomを活用したライブ交流(年4回)と動画中心の参加型プログラム(年5回)を組み合わせたプログラムであり、1年を通じて実施します。
[2021年度スケジュール]
4月:フィリピン、5月:ブラジル、6月:タイ、7月:中国、9月:ケニア、10月:アメリカ、11月:セルビア、12月:ニュージーランド、1-3月:検討中
[特徴]
①体験を通じた異文化理解、子どもたちの世界観を拡大
「あしたばドア」という名前は、保育園の子どもたちに保育園にいながらも、自分たちで世界を冒険してほしい、という想いで考案しました。
一般的な受動型のプログラムと異なり、園児たちは自発的に世界をめぐり、様々な文化・人と触れ合います。この自発的な交流体験を通じて、子どもたちは自らの世界観を大きく広げていきます。
②幼児期にSDGsの本質を理解
本プログラムでは、ストーリーの中でSDGsにつながる課題(海や陸の豊かさについて等)にも自然と触れていきます。
感性豊かな幼児期に、世界の人々と同じ課題を感じ、協力し解決するというプロセスを体験することで、子どもたちはこれからの時代に不可欠なSDGsの本質を自然と理解し始めます。
③とにかく楽しく、子どもも先生もサステナブルに
このプログラム自体がサステナブルな活動になるように、子どもたちが心から楽しめることはもちろん、一方で、先生の負担が最小限にするような工夫もしています。
子どもたちは、夢のあるストーリーに没入し、踊ったり、ジャンプしたり、ボールを投げたり、遊びながら交流を続けます。先生たちも子どもたちと一緒に楽しむことだけに専念できるよう、園として設備・環境を整えました。
- 2018年