明日葉保育園の食育通信② 腸内環境をチェックし、食事からアプローチしましょう!
新型コロナウイルスの影響で保育園登園を自粛されている子どもたちの保護者様に向けて「明日葉保育園の食育通信」を全5回配信します。第2回目は「生活リズムの乱れや食の偏りに発酵食品でアプローチ!」がテーマです。
腸内環境を整えるための栄養素と発酵食品を組み合わせたレシピもご紹介します。
■もしかしたら便秘かも…?食事からアプローチするには?
便秘ひとつにしても子どもにとってはつらいものです。便秘は放置しておくとだんだん悪くなることが多い症状です。
便秘とは週に3回以上排便がない、または5日以上排便がない時をいいます。ただ、毎日排便はあっても硬くて痛い場合や、硬い便で肛門が切れて出血してしまう場合も便秘と言えるでしょう。そんなつらい思いを子どもにさせないために、食事からアプローチするポイントとなるのは、水分補給・食物繊維、そして発酵食品です。
■子どもに必要な水分量とは?
子どもに必要な水分量の目安は以下になります。
乳児 150ml/kg/日 (1歳で9kgの場合1350ml)
幼児 100ml/kg/日 (5歳で18kgの場合1800ml)
※気温や体調によって影響は受けます。
※飲用水だけでなく食事から摂取する水分量も含まれています。
■発酵食品の取り入れ方
発酵食品に含まれているビフィズス菌や乳酸菌は、腸内に長くは存在できないため、毎日続けて摂取することが大切です。善玉菌は生きて腸まで届かないと意味がないといわれたりもしますが、死んでしまった菌でも善玉菌を作る成分として有効な生理作用が期待できます。また野菜類・果物類・豆類に含まれるオリゴ糖や食物繊維と一緒に発酵食品を摂ることによって、善玉菌を増やす作用が期待できます。
■腸内環境の健康状態のチェックは便から!
腸内環境が健康的な状態であるかどうかを知る最も簡単な方法は、便を観察することです。
最も理想的な便は「バナナうんち」。いきまずにストンと気持ちよく出るバナナうんちは腸内細菌のバランスが整っている証です。「コロコロうんちは」は、強くいきまないと出ず悪臭もします。こんな時は腸内細菌の悪玉菌が増えてしまっているサイン。水分補給をしっかりととり、食物繊維と発酵食品を積極的に取りましょう。
「ペシャペシャうんち」はゆるく水分を多く含んだ便で、冷たいものや甘いものの食べ過ぎが原因かもしれません。
水分補給はお水や麦茶にして、一日3食をしっかりと食べるようにしましょう。
■腸内環境を整えるために必要な栄養素
腸内環境を整えるために必要な栄養素には、食物繊維や良質なたんぱく質も必要です。鶏肉や卵、豆などのたんぱく質も一緒にとることがポイントです。発酵食品と組み合わせた、砂糖不使用のお子様の体にもやさしいレシピをご紹介いたします!
- 2018年