明日葉保育園で「大人よりもSDGsに詳しい」園児たちの「SDGs発表会」を実施
明日葉保育園大倉山園では、園児たちが主体的にさまざまなSDGsの取り組みを実施してきました。その集大成として3月19日、年長組の園児たちによる「SDGs発表会」を実施しました。園児たちは、環境問題やジェンダーなど学び・取り組んだことについて、参観の保護者様を前に一人ずつ発表しました。
大倉山園の年長組の園児11人は、「水質汚染について考える水のろ過実験」や「食品ロスを減らすコンポスト」、「男の子・女の子という性別の固定概念をなくすワーク」など、13の取り組みを実施し、SDGsについて楽しく学んできました。
この日は保護者様も参観し、園児たちはスライドを使って一人ずつ、SDGsについて学んだことや印象に残ったことを発表しました。
子どもたちの取り組みの様子が分かるたくさんの写真を使用したスライドには、取り組みに当てはまるSDGsの目標と、その取り組みを通してどのようなことが達成されるか、子どもたちが考えたことを書きました。
園児の一人はジェンダー平等について「男の人はスカートをはいていいし、女の人はズボンをはいてもいい。自分が好きな洋服を着られたら嬉しいと思います」と発表。
他の園児も、コンポストについて「残したご飯がきれいなたい肥に生まれ変わるのってすごい。残したご飯がそのままだったら地球が泣いちゃうけど、コンポストできれいなたい肥になってお花屋さんの役に立てば、地球が喜ぶと思います」と発表しました。
発表会の後には、先生から園児一人一人に向けて言葉をかけながら、SDGsの取り組みを振り返るアルバムと表彰状を授与しました。
■取り組みを主導してきた幼児リーダー原田綾乃先生のコメント
日本教育の基本理念とされる学習指導要領には「知識と技能」、「思考力・判断力・表現力」、「学びに向かう力・人間力」という3つの柱があります。
つまり、知識を覚えるだけの教育ではなく、話し合う・気づく・考える・そして相手にわかりやすいように伝える、などの問題解決能力を大変重視しています。このことが、情報に溢れ、急速に変化し、多様化する社会を生きる力となり、大人になっていく子どもたちの大切な取り組みになっています。
SDGsの活動や、本日の発表会の経験が、この子たちの豊かな学びの礎になることを願っています。SDGsはあくまで子どもが成長するきっかけのツールに過ぎず、SDGsを通して、さまざまな経験を経て、自分の興味関心を増やしていき、人生は生きるに値する、そんな未来を歩んでいってほしいと思います。
■大倉山園のこれまでのSDGsの取り組み
大倉山園でのこれまでのSDGsの取り組みは、下記のリンクから記事をご覧ください。
・環境問題への取り組み
・ジェンダーの取り組み
・原田綾乃先生のSDGsの取り組みインタビュー記事
https://socioak.com/newsroom/20220221/
- 2018年